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春一番

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春は強い風の吹く日が多い季節です。
その代表選手「春一番」は「春先に初めて吹く強い南風」のことです。
統計上の必要から、気象庁の天気相談所は、関東の春一番について次のように定めています。
�@ 立春から春分までの期間で
�A 日本海に低気圧があり(低気圧が発達すればより理想的です)
�B 関東地方に強い南風が吹き、昇温する。
具体的には、最大風速が8.0m/s以上で風向は西南西〜南〜東南東、前日より気温が高い。
これが条件です。

春先は日本の南で暖かい空気が勢力を強める一方、
北の寒気も強いため、日本付近では度々低気圧が発達します。
この低気圧が日本海を進む時に吹く強い南風が春一番です。
1993年2月7日の春一番では、低気圧が東北地方を通過中、
中心気圧が994ヘクトパスカルに発達し、東京で最大瞬間風速が南西の風29.5m/sを観測しました。
これは、2月として観測史上一番の強風記録です。
この日、水戸市では最高気温が22度9分まで上がり、こちらも観測史上一番暖かい記録となりました。
これらは今も破られていません。

なおこの時期、春一番のあとは一転して冬型の気圧配置となり、
寒気を伴った強い北又は北西の風が吹き返すことが多くなります。
春一番は春の訪れを感じさせる明るいイメージもありますが、
一方では大きな災害を引き起こす恐ろしい現象です。
昭和47年には、富士山で暴風雨と雪崩のため、死者・行方不明者24人を出す大惨事となりました。
昭和53年には東京で竜巻が発生、鉄橋を通過中の電車が突風を受けて2両が脱線・横転しました。

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